協働駆除作戦

協働駆除作戦の概要

桑納川のナガエツルノゲイトウ協働駆除作戦

協働駆除作戦について

特定外来生物「ナガエツルノゲイトウ」は、生態系を脅かすだけでなく、農作業や洪水排水作業に支障をきたしており、特に治水リスクに悪影響を及ぼす恐れのある桑納川の群落について、平成27年度から協働駆除作戦を展開しています。

地域協働駆除作戦は、印旛沼流域水循環健全化会議(通称・健全化会議)がコーディネーターとなり、千葉県、千葉市、八千代市、千葉大学、東邦大学、(独)水資源機構、印旛沼土地改良区、佐倉印旛沼ネットワーカーの会、環境パートナーシップちばの協働により実施するものです。

ナガエツルノゲイトウの駆除方法は確立されていないため、佐倉印旛沼ネットワーカーの会が蓄積してきたナガエツルノゲイトウの分布データや大学が持つ専門知識と連携し、モニタリングを行いながら、順応的な管理に取り組んでいます。

協働駆除作戦の3つの目標

おおむね3年で取り組む協働駆除作戦では、以下の3つの目標を掲げて取り組んでいます。

① ⼤和⽥排⽔機場の治⽔リスクの軽減
出⽔時に群落が排⽔機場のスクリーンに⽬詰りするなど 、治⽔上のリスクとなっており、これを軽減することが最⼤の⽬標です。

② 効果的な管理⽅法の確⽴
⽣体特性上、間違った管理を⾏うと反対に増殖してしまうことが懸念されており、学術的根拠に基づく効果的な管理⽅法を⾒出す必要があります。

③ 地域協働による持続可能な管理体制の構築
再⽣⼒が⾮常に強いため、管理は⻑期間に及びます。
そのため、地域で協働した持続可能な管理を⾏っていく必要があります。

協働駆除作戦の取り組みの流れ

協働駆除作戦は下図のとおりの流れで取り組んでいきます。

H27年度の取り組み

H27年度の取り組み目標

H27年度における協働駆除作戦の目標は以下の3つです。

①大和田排水機場への治水リスクの軽減
流出リスクの⾼い新川と桑納川の群落を除去します。

②効果的な管理方法の確立
再繁茂する群落を抑制し、次年度同じことを繰り返さない管理⽅法を確⽴します。

③地域協働の仲間集め
地域協働で取組を⾏い、その状況や成果を積極的にPRします。
例)メディアと連携した広報、環境・体験フェアでの成果発表 等

H27年度の実施内容

目標の達成に向けたH27年度の実施内容は以下の通りです。
・重機を用いた大規模な除去
・人の手による継続除去(再繁茂群落の除去)
・より効率的な群落除去及び処分方法の検討(中小規模の群落駆除)
・空撮によるモニタリング等
・メディアと連携した広報

H27年度の取り組みイメージ

H27年度の協働駆除作戦では、下のような流れで取り組みます。

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