協働駆除作戦

協働駆除作戦の背景

協働駆除作戦を行う理由

印旛沼・流域で特定外来生物のナガエツルノゲイトウが問題になっています!!!

ナガエツルノゲイトウは、中央アメリカ原産で、観賞用に持ち込まれたとされています。
水路、河川、湿地等に生える水草で、印旛沼・流域で大幅に拡大しています。

特定外来生物とは、海外起源の外来種であって、生態系、人の生命・身体、農林水産業へ被害を及ぼすもの、又は及ぼすおそれがあるものの中から指定されるものです。

何が問題なのでしょうか?

生命力がたいへん強く、印旛沼・流域に元からあった植物の生息場を乱すだけでなく、台風などの大雨の際に、ナガエツルノゲイトウの群落が流出して、排水機場(大雨の際に洪水を吐き出すための施設)に漂着し、排水作業に支障をきたす恐れがあるなど、地域の安全・安心に悪影響を及ぼしたり、農地に侵入して、トラクターのキャタピラに絡まるなど農業活動への問題などが挙げられます。


※出展:独立行政法人 水資源機構

そこで、印旛沼・流域の安全・安心の確保のため、特に重要な排水施設である大和田排水機場とそこに影響している桑納川のナガエツルノゲイトウ群落をモデル地域として、ナガエツルノゲイトウの除去を行います。

一筋縄ではいかないナガエツルノゲイトウの除去

ナガエツルノゲイトウは、茎や切れ端から再生するため、通常、河川管理者が実施する除草作業では、一時的になくなりますが、しばらくすると群落が再生してしまいます。
また、全国的にも、除去方法が確立されていないのが現状です。


節からの発芽と発根

除去の糸口は

昨年度までに、実験的に1ヶ月おきに手作業でナガエツルノゲイトウを引き抜きを続けた結果、数ヶ月でほとんど再生がされなくなったことを確認しました。
そこで、このようなキメ細やかな対応が必要であるナガエツルノゲイトウ駆除について、地域の市役所や水利用者、大学などの関係団体や市民の方と協働で取り組むことで解決を試みているところです。

千葉県庁HP ナガエツルノゲイトウ駆除作戦のページはコチラ