水循環健全化会議

健全化会議とは

目的
検討の経緯
取り組み内容
実施体制
水循環とは

目的

・印旛沼・流域の再生に向けて、2010年1月に策定された「印旛沼流域水循環健全化計画」(通称:健全化計画)に従い、流域関係者の連携・協働のもとに着実に計画を推進する。
・印旛沼・流域が抱える多くの課題(水質や生物、治水等)を解決する。

検討の経緯

千葉県では、2001(平成13)年10月、印旛沼・流域が抱える多くの課題(水質や生物、治水等)を解決するため、印旛沼・流域の関係者(住民・市民団体、専門家、関係機関、行政等)で構成される「印旛沼流域水循環健全化会議(通称:健全化会議)」を設立しました。
2003(平成15)年1月には、主に印旛沼内での水質改善対策の検討・実施に特化した「水質改善技術検討会(通称:水質検討会)」も設立し、流域対策と沼内対策の二本柱で対策を進めています。

対策を進めるにあたって、関係者全員が一緒に行動するための指針として、2010年度までに緊急的に取り組むべき内容をとりまとめた「印旛沼流域水循環健全化 緊急行動計画(通称:「緊急行動計画」)」を経て、2030(平成42)年度を目標年次とした「印旛沼流域水循環健全化計画」を2010(平成22)年1月に策定しました。
また、健全化計画と合わせて、目標期間を約5年ごとに区切った「行動計画(案)」も策定しています。

健全化計画は、緊急行動計画下で得られた成果・課題を参考にしており、また、住民などの多くの方から寄せられた意見が盛り込まれています。
まさに、印旛沼・流域関係者全員でつくってきた計画です。

この計画に基づいて様々な取り組みを実践しています。

取り組み内容

●実施中の取り組み
市街地・雨水浸透対策(浸透WGで検討・実施)
生活排水対策(生活排水WGで検討・実施)
環境にやさしい農業の推進(農業WGで検討・実施)
生態系保全(生態系WGで検討・実施)
環境学習の推進(学びWGで検討・実施)
水草の再生(水質検討会で検討・実施)
市町連携:市町が中心となった取り組みの推進
市民活動・企業連携:連携プログラムの実施

●イベント開催
印旛沼・流域再生大賞:印旛沼・流域のために活動している個人や団体を表彰
印旛沼流域環境・体験フェア:印旛沼・流域に関心を持ってもらうためのイベント

モニタリング

実施体制

印旛沼流域水循環健全化会議は、H25年度体制を改正しました。

これまで、「委員会」と「水質検討会」を据え、互いに連携し情報を共有しながら実施してきましたが、今後より一層連携を強化していく必要があることから、組織を改正しました。

改正後の組織は、委員会の下に「行動連携推進委員会」「印旛沼水質改善技術検討会」「行政部会」を並べ、その下に実働部隊である各ワーキングを位置づけました。

各WGの取組は上位組織に報告され、上位組織の中で情報を共有し、さらなる展開に向けワーキング同士の連携を深めます。
(委員及びワーキング名簿はコチラをご覧ください。)

印旛沼流域水循環健全化会議 体制図

水循環とは

“水循環”とは、水の流れと循環やその循環の過程で生じる諸現象のことです。 健全化会議では、印旛沼と流域のつながりを考えながら、治水・水質・生態系・親水などが適切なバランスをとって共に確保されている状態”流域の健全な水循環系”を目指しています。