はじめに

再生に向けた取り組み

ひとりひとりの力を合わせて

印旛沼流域水循環健全化会議は、2001(平成13)年10月の会議立ち上げから現在に至るまで、「恵みの沼の再生」に向けた方策について議論を進めてきました。

2004(平成16)年2月には、住民と行政が一体となって、当面できることを効率的かつ集中的に実行するために、

早期に実現可能な取り組みと、その役割分担を明確にした「印旛沼流域水循環健全化緊急行動計画」を策定しました。

この「緊急行動計画」策定後は、計画に基づいた行動の実践、計画の進捗管理と併せて、長期的な視野での計画策定に向けた議論を進めてきました。

主な実施内容は下記の通りです。

・みためし行動

・印旛沼わいわい会議

・印旛沼再生行動大会・流域環境フェア

そして2010(平成22)年1月、新たに約20年後の2030(平成42)年度を目標年次とした「恵みの沼をふたたび・印旛沼流域水循環健全化計画(以降、本計画)」を策定しました。

本計画は、地域住民、市民団体、企業、学校、水利用者、行政(市町・県・国)をはじめとする

全ての関係者の、印旛沼を再生したいという想いの賜物です。

今後は、本計画を道しるべとして、私たち一人一人が、できることを一つ一つ積み重ねていくことが大切です。

一人一人のできることは小さいですが、流域に住む75万人の人々がみんなで取り組むことによって、大きな力となるのです。

「環境の世紀」「水の世紀」と言われる今世紀の早いうちに、印旛沼の再生と次世代への継承を成し遂げること、

印旛沼とその流域が世界に誇れる先進事例となることを切望します。