印旛沼・流域再生大賞受賞者の活動概要をご紹介します。
受賞回 | 賞 | 活動主体の名称 ※敬称略 |
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第9回 | 印旛沼・流域再生大賞 | NPO法人バランス21 |
第8回 | 印旛沼・流域再生大賞 | 池内 恒雄(佐倉市在住) |
印旛沼・流域再生大賞 | 坪井湿地を復活する会 | |
印旛沼・流域再生大賞 | 二重川に親しむ会 | |
第7回 | 印旛沼・流域再生大賞 | 佐倉市立染井野小学校 |
印旛沼・流域再生大賞特別賞 | NPO法人国際ボランティア学生協会 | |
第6回 | 印旛沼・流域再生大賞 | 和田未来農業研究会 |
印旛沼・流域再生大賞 | 印旛沼探検隊 | |
印旛沼・流域再生大賞 | NPO法人印旛沼広域研究会(NPOいんば) | |
印旛沼・流域再生大賞特別賞 | 船橋市 建設局 下水道部 | |
第5回 | 印旛沼・流域再生大賞 | 特定非営利活動法人 せっけんの街 |
印旛沼・流域再生大賞 | 神崎川を守るしろい八幡溜の会 | |
第4回 | 印旛沼・流域再生大賞 | 特定非営利活動法人 NPO富里のホタル |
印旛沼・流域再生大賞 | 特定非営利活動法人 水環境研究所 | |
印旛沼・流域再生大賞 | 里山の会ECOMO | |
印旛沼・流域再生大賞特別賞 | 印西市 環境経済部 環境保全課 | |
印旛沼・流域再生大賞再生功労者賞 | 金山 英二 |
第9回印旛沼・流域再生大賞 受賞者の紹介
印旛沼・流域再生大賞受賞
千葉市認定の環境保全団体として、2012年度より堂谷津(千葉市谷津田等保全区域、若葉区谷当町、愛称:堂谷津の里)の自然環境の保全と活用に取り組んでいます。自然環境の保全にあたっては、かつての里山の自然環境を中心に、湿地のビオトープ、山野草の群落が点在する林の散策路も整備するなど多様な視点で自然環境の保全に努めています。また、市民(子供や大人)に米づくりや植樹体験、さらに生きものとのふれあいなど、自然の中での体験を提供することを目指しています。
今後は印旛沼流域の再生活動に従事されているみなさんの経験を参考にさせていただき、持続的な活動を実現したいと思っています。また、他地域の活動者(団体)とも繋がりを持ち、知恵を出し合い、未来の人々へ残す千葉市及び千葉県の自然環境維持に工夫を重ねられることを望んでいます。
◆ホームページ:https://balance21.jimdo.com/
◆活動場所:堂谷津(千葉市谷津田等保全区域、千葉市若葉区谷当町)
案山子揃ったよ!
植樹の様子
受賞記念写真
第8回印旛沼・流域再生大賞 受賞者の紹介
印旛沼・流域再生大賞受賞
池内 恒雄(佐倉市在住)
~ブログ「池ちゃんと印旛沼」による啓発活動~
一般市民の方に印旛沼の取り組みのことを少しでも知って頂きたく、平成27年4月にブログ「池ちゃんと印旛沼」の投稿を始めました。地味な印旛沼に関する情報にどれだけのアクセスがあるのか当初は予想もつきませんでしたが、4年半にわたる400回を超える投稿を経てようやく多くの方に見て頂けるようになりました。
投稿に当たっては、親しみやすく読みやすいことを目指して、平易な表現、画像・図表・注書きの活用、連載による記事の内容の深化等の工夫を行い、また、後日のインターネットでの検索で上位にランクされることを意識して、タイムリーで独自性のある質の高い情報となるよう編集を心がけてきました。
発信した情報は、印旛沼の自然や歴史、水の利用、水質悪化の要因や再生の取り組み、流域の湧水の保全、流域市町の環境保全対策と市民団体の活動、印旛沼湖畔の催し、児童の環境学習、関係団体等の行事への参加記録や見聞記等多岐にわたっております。
今回の印旛沼・流域再生大賞の受賞を機に、今後健全化会議、関係機関、市民団体等との連携を更に深め、一層充実した内容の情報が発信できるよう努めてまいりますのでよろしくお願い申し上げます。なお、当ブログへのアクセスは、キーワード「ライブドア池ちゃんと印旛沼」で可能ですので適宜ご利用下さい。
◆ブログ:
http://ikeuchi3221.livedoor.blog/
大規模住宅開発によって絶滅の危機に瀕した坪井湿地固有種のヘイケボタルを復活させ自生させることを目指して、幼虫の人工育成と放流を行う一方、ソーラーパネルを利用した水循環システムを作り設置するなど、ホタルの生息湿地の環境の整備を進めています。これにより、広く県民に観察する場を提供し、保護意識の高揚を図るとともに、活動を通じて行政、学校、地域住民間の交流を促進してきました。また、ホタルの育成だけに留まらず、オリジナルマスコットキャラクターの制作、地元小学生に向けた講座の開催、イベントへの出展や参加、各種媒体への投稿など、多彩な活動を展開しています。
今後も、ホタルが坪井近隣公園内湿地に自然発生するまで放流を、毎年繰り返していく計画です。
◆ホームページ:https://www.facebook.com/hotapuro/
◆活動場所:千葉県船橋市坪井近隣公園周辺(旧坪井川・桑納川源流)
地元小学生に向けた講座
坪井ホタル幼虫放流式
二重川に親しむ会
~1.二重川の清掃活動及び散策路草刈り・植栽植樹の管理
2.水質検査により、水環境の関心を高める。年1回実施(みずとみどり研究会全国調査)~
二重川は十数年前には大雨が降れば氾濫するドブ川でしたが、河川整備完了後、川沿いを散策できたらと地域住民は願い、2007年に「親しむ会」を結成しました。以来、川沿いの植栽・植樹とその管理、草刈りや清掃活動に加え、水質検査や自然観察会の実施、小学校教員研修への講師派遣、鯉のぼり企画、二重川ガイドブックや散策マップの作成、地域の歴史伝承(利根川放水路計画)など、多彩な活動を展開しています。
鯉のぼり企画は、2012年の101匹からスタートし、累計で600匹を数えます。損傷や劣化で全数を飾れるわけではありませんが、地域の風物詩として親しまれています。小学校と地域との協同事業となりました。
また、草刈り時に見られる「旬の植物」を紹介し、地域の自然を知るきっかけ作りに務めています。2018年秋にはカラスウリの種子をおしゃれな「カード」にして配布しました。
今後も、よりよい活動ができるよう他団体との関わりを増やしながら、継続して取組を行っていく予定です。
◆活動場所:一級河川 二重川の周辺
2019鯉のぼり(八木が谷橋)
川の中のごみ拾い
第7回印旛沼・流域再生大賞 受賞者の紹介
印旛沼・流域再生大賞受賞
毎年5年生が「総合的な学習の時間」に、印旛沼についての情報収集・発信活動を行っています。児童自身が、印旛沼を観察して疑問に思ったことや、調べたい課題をもち、地域の方へのヒアリングをしたり実際に現地へ行って調査等をしたりすることによって集めた情報を元に、手づくりのポスター・新聞・チラシ等にまとめ、年度末には臼井駅周辺で発信活動を行っています。これまでに、8年間で延べ416人もの児童が年間を通して学習を行い、継続して印旛沼の再生に向けた活動を行っています。
活動を行うに当たっては、4年生から「野草」や「ビオトープ」などの学習材を用いて、植物・水中生物に関する知識を深めて5年生での学習につなげる工夫や、行政や専門家などと連携・協力しながら学習をより充実させる工夫をしながら、取組を行っています。
また、単学年の取組として終わらずに、学習した内容を下級生に伝える場を設けることで、染井野小学校の伝統としての活動となっており、今後も、よりよい活動ができるよう他団体との関わりを増やしながら、継続して取組を行っていく予定です。
◆ホームページ:
http://www.school.city.sakura.chiba.jp/someino-es/
◆活動場所:印旛沼周辺(鹿島川)・湧水
印旛沼の観察
湧水の観察
印旛沼・流域再生大賞特別賞受賞
NPO法人国際ボランティア学生協会 IVUSA
~外来植物の駆除を通して地域活性化!~
新川下流に位置する大和田機場の治水リスク※を軽減するため、神崎川佐山橋や桑納川の下流域に大量に繁茂する特定外来生物ナガエツルノゲイトウを除去する活動を行っています。活動は3年目を向かえ、ナガエツルノゲイトウは着実に減少しており、確実に活動の結果を出しています。
この活動は、ナガエツルノゲイトウを除去するだけではなく、印旛沼を「地元の方々にとって身近な沼にする」という目的のもと、地域住民や地元の学生を巻き込みながら幅広く行っており、意見交換会、“印旛沼の未来を語る会”などの開催や八千代市、佐倉市、印西市などで開催されるイベント・お祭りなどに参加して広報活動を行うなど、積極的に活動を広げています。
※台風などの大雨の際に、ナガエツルノゲイトウの群落が流出して、大和田機場(⼤⾬の際に印旛沼の洪⽔を東京湾に排⽔する施設)に漂着し、排水作業に支障をきたす恐れがあること。
最近の表彰実績:第18回日本水大賞未来開拓賞(琵琶湖オオバナミズキンバイ除去大作戦)
◆ホームページ:https://www.ivusa.com/
◆活動場所:神崎川(印西市)
駆除活動の様子
駆除活動後の集合写真
第6回印旛沼・流域再生大賞 受賞者の紹介
印旛沼・流域再生大賞
平成24年に佐倉市和田地区の農業者を中心メンバーとして発足した研究会。佐倉市和田地区の谷津田を対象に「自然にやさしい新農法の研究」を掲げて、里山環境の保全や生態系に配慮した無農薬栽培の実践を活動の柱としています。平成25年度からは地元和田小学校と連携し、コメ作り体験を通じた環境学習や食育などにも関わっており、コメ作りは今年で5年目となりました。
発足当初は、「冬期湛水・不耕起移植栽培」の実践を旗印にスタートしましたが、ザリガニの食害や雑草対策など、耕さないことによる課題も浮かんできました。
現在は、半不耕起と呼ぶ浅く耕す方法も一部取り入れながら、微生物を利用した、無農薬・無化学肥料によるコメ作りを継続することで、環境の保全、生物多様性の活性化、印旛沼等の水質向上などの社会貢献
を果たす活動を行っています。
◆活動場所:佐倉市和田地区(米戸・直弥・八木・瓜坪・上代ほか)
田植えが終わった不耕起水田
生き物調査
2006年に印旛沼および印旛沼周辺地域の豊かな自然とふれあい、学び、交流を通してエコツーリズムの推進を目指して発足しました。活動を通じて、大人になっても印旛沼への地元愛を持って熱心に活動する方々を見て、子どものときの自然体験の記憶が原風景となっていると知り、子どもたちの記憶に残る自然や人とのふれあいの場づくりに主軸を置いて活動しています。
水辺では、幼児から高齢者まで10人が乗ることができる「Eボート」を使った水辺体験やEボート大会で活動しています。
里山では、ちび探検(現在は「もりのじかん」)やタケノコ堀りなど身近な自然を利用して活動しています。
また、JTBと連携して都市部の家族向けに「こども里山レスキュー隊@印旛沼※」を開催したり、テレビや雑誌などメディアを通して取り組みを発信するなど、流域を越えて幅広く印旛沼流域の自然の価値をPRしています。
◆Facebook:https://www.facebook.com/inbanumatankentai
◆活動場所:印旛沼周辺
※「こども里山レスキュー隊@印旛沼」は、2015年に印旛沼健全化の事務局の方にも参加いただきました!
NPO法人印旛沼広域研究会(NPOいんば)
~泳げる印旛沼に!!~
かけがえのない環境資源である印旛沼の浄化と、印旛沼を取り巻く環境の整備を促進するために、特定非営利活動法人(通称NPO法人)印旛沼広域環境研究会は設立されました。印旛沼を汚していた米のとぎ汁を減らすために行った無洗米の普及から始まり、一般市民の方々に印旛沼について関心を持ってもらうため、「印旛沼の龍伝説」に因んだ文化的なアプローチや「印旛沼流域環境・体験フェア」などのイベント開催に尽力しています。
また、学童の環境教育に特に力を入れており、コメ作り体験、印旛沼船上体験、出前授業なども行ってきました。
現在、特徴的な取り組みとして、笠井記念舟戸水草園でアサザなどの在来水草を保全・育成し、増殖したアサザなどを印旛沼流域の小中学校の池に移植し、増えた株を別の学校で増やし、最後には印旛沼に戻す「水草バンクシステム」を構築しました。
2016年には、佐倉市立和田・寺崎小学校、2017年は間野台小の池で増えたアサザをふるさと広場の水草園(印旛沼の中)に「お里帰り」させることができました。
◆ホームページ:http://park19.wakwak.com/~npo-inba/
◆活動場所:佐倉市を中心とする印旛沼・流域
印旛沼・流域再生大賞特別賞
船橋市建設局下水道部
~印旛沼流域の水循環に係る船橋市の様々な取組み~
宅地開発等により市街化が進み、舗装された道路や住宅等が増加し、雨が地面に浸み込みにくくなってきています。
そのことにより、地面に降った雨が短時間で一気に川に流れ込み、水害が起こりやすくなっています。
そこで、水害を軽減するため、雨水を安全に流せるような河川の整備や、一時的に降った雨を貯留するなどの流域対策を全国各地で行っています。船橋市では、河川の整備として印旛沼流域の木戸川において、地域住民の意見を反映させ「とりもどそう、谷津田を流れる清らかで安全な川、木戸川」を基本テーマとした、多自然川づくり※に取り組んでいるほか、東邦大学による生物モニタリングを行うなど、地域住民や様々な団体と連携した取り組みを進めています。流域対策としては、平成24年度から、印旛沼流域内の小中学校への雨水貯留浸透施設の設置や、印旛沼流域水循環健全化会議の浸透ワーキング内の活動として、流域内に雨水調整池の改良にも取り組んでいます。
また、市民の水循環に関する意識啓発を目的とし昭和61年から、「雨水浸透ます等設置補助事業」にも取り組んでいます。
◆ホームページ:
http://www.city.funabashi.lg.jp/machi/juutaku/005/p009724.html
(雨水浸透ます等設置補助事業)
◆活動場所:船橋市内(桑納川流域等)
※多自然川づくりとは:治水上の安全度を確保しつつ、河川全体の自然な営みを視野に入れ、地域の暮らしや歴史・文化との調和に配慮し、河川が本来有している生物の生息・生育・繁殖環境及び多様な河川景観を保全・創出するために河川管理を行うことです。
第5回印旛沼・流域再生大賞 受賞者の紹介
印旛沼・流域再生大賞
特定非営利活動法人せっけんの街
~持続可能な社会の創生を目指して~
1980年、アオコや合成洗剤を含んだ家庭雑排水の泡で、全国一汚いと言われていた「手賀沼を守ろう!」と、生協、漁協、労働組合、自然保護団体などが参加し、共に行動を始めました。
その活動の中で、私たちは環境中に捨てられていた使用済み食用油(廃食油)から水環境に負荷の少ない良質なせっけんができることを知りました。
市民出資で「手賀沼せっけん工場」と「印旛沼せっけん情報センター」を建設するなど、次世代に住みよい豊かな自然環境を残すため、地域循環型社会を目指して活動をしています。
印旛沼や手賀沼でも、保水力を失った市街地からの雨水の流入や車の排気ガスによる汚濁も懸念されます。
そこで、雨水を貯め、水やりや打ち水に使うことで水循環を取りもどす方法として、雨水タンクの普及活動を始めました。
さらに、せっけんの他、化学物質に頼らない虫よけ剤など、環境に配慮した商品もインターネットで提供するなど、
35年のリサイクル実践活動を資源に、地域に環境保全の意識を高めるための提案を行っています。
最近の表彰実績 第18回日本水大賞市民活動賞受賞
◆ホームページ:http://www.sekkennomachi.org/
◆活動場所:手賀沼・印旛沼周辺の自治体、千葉県内
神崎川を守るしろい八幡溜の会
~神崎川の環境保全を目指して~
神崎川上流のけやき台緑地をフィールドとして、生物調査やごみ拾いなどの神崎川における環境保全活動に取り組んでいます。
これまでに、神崎川上流の河川改修工事からメダカを保護するため、東邦大学の研究室や地元小学校と連携し、「メダカ救出作戦」を行いました。
また、東邦大学や子どもエコクラブ、健康歩きの会と連携して、活動参加者の年代や活動内容の幅を広げるとともに、北総地区で環境保全活動を行っている他の団体とも定期的に情報交換を行うなど、積極的に活動を広げています。
今後は、昔の八幡溜(池)の聞き取り調査をまとめた冊子の配布や、水環境と野馬除土手をテーマにしたシンポジウムの開催などを考えています。
◆ホームページ:なし(作成検討中)
◆活動場所:神崎川上流けやき台緑地(白井市 根)
第4回印旛沼・流域再生大賞 受賞者の紹介
印旛沼・流域再生大賞
特定非営利活動法人 NPO富里のホタル
ほたる舞うふるさとを次世代に!~未来へつなぐ里やま~
印旛沼に流入する高崎川の上流部・天神谷津で、里山の環境保全活動に取り組んでいます。
ホタルが飛び交う環境づくりを目指して、8年前に活動をスタート。
休耕田を復田し、水路づくりや斜面林の間伐、木道の整備等を行い、
多様な生き物が生息する里山の原風景を再生しています。
近隣の小学生や市民の方々に、田植えをはじめ様々な里山体験の場を提供してきました。
今年度からは「里やま塾」を開講し、田植え体験のほか、ホタル鑑賞や季節の野菜の食事会など、
さらに広く里山の自然や文化に親しんでもらう取り組みを行っています。
◆ホームページ:http://tomisatono-hotaru.com
◆活動場所:富里市立沢 天神谷津
※写真提供
印旛沼流域水循環健全化会議 事務局
NPO富里のホタル
特定非営利活動法人 水環境研究所
印旛沼流域のゆたかな水環境を、未来の子どもたちに
印旛沼流域の水環境を保全し、次世代に引き継いでいくことを目指し、平成16年の会の設立以来、
10年以上にわたり、湧水の水質や周辺の環境の調査を続けてきました。
調査の成果は、学術分野での発表はもちろんのこと、機関紙「わき水通信」、年報「わきみず」の発行、
書籍「ちばの湧水めぐり」の出版等を通して、広く一般にも発信しています。
また、自然観察会やセミナー、公開講座等を開催し、湧水からみた自然の素晴らしさや湧水保全の大切さ、
湧水をめぐる文化などを伝えています。
◆ホームページ:http://www.wakimizu.org/
◆活動場所:印旛沼流域を中心に県内全域
※写真提供
特定非営利活動法人 水環境研究所
印西市の滝地区等の里山をフィールドとして、
残された里山の豊かさを次世代に引き継いでいくことを目指し、里山の保全活動や、
子どもたちに里山に親しんでもらう活動に取り組んでいます。
平成15年の会の発足以来、里山の整備や自然観察会、学習会、生物調査等を行ってきました。
地域の方々や多彩な講師の方々の協力を得ながら取り組みを進めており、
地域の人々の交流の場づくりにもつながっています。
また、生物調査では、環境省が推進するモニタリング1000にも登録しており、
アカガエルの卵塊調査等を継続しています。
◆ホームページ:http://satoyama-ecomo.blogspot.jp/
◆活動場所:印西市滝地区・竜腹寺地区等の里山林
※写真提供
里山の会ECOMO
印旛沼・流域再生大賞特別賞
印西市 環境経済部 環境保全課
浄化槽の維持管理の大切さを伝えたい
合併処理浄化槽(特に高度処理)は、印旛沼の水質改善に有効な施設です。
その施設を効果的に使い続けるためには、
設置後の適正な維持管理(保守点検・清掃・法定検査)を適切に行うことが必要です。
しかし、現在の仕組みでは市町が合併処理浄化槽の維持管理に関わる場面はほとんどありません。
そこで印西市では、平成14年から市独自の取り組みとして、
5年経過した補助金交付により合併処理浄化槽を設置した家庭を一軒一軒回って、
丁寧なフォローアップ調査と維持管理指導を行い、設置された浄化槽の適正な維持管理の徹底を目指しています。
その積極的な活動は、他の市町の模範にもなっています。
また、水質汚濁の原因となるりんを除去することが可能な「りん除去型合併浄化槽」の普及についても、
補助金額の上乗せをするなど、積極的に取り組んでいます。
さらに、若手職員への教育を行うなど、継続性を意識した活動をしています。
◆ホームページ:http://www.city.inzai.lg.jp/
◆活動場所:印西市
印旛沼・流域再生大賞再生功労者賞
金山 英二
印旛沼の再生を目指して
佐倉市へ転居し、印旛沼の環境保全活動に携わりたいという思いから、仲間と共に自ら
「佐倉印旛沼ネットワーカーの会」を立ち上げました。
それから17年、印旛沼流域全体での清掃活動の連携・推進、環境調査、広報、環境学習支援など幅広い活動を
熱い思いを持ってリードし続けてきました。
さらに、印旛沼流域水循環健全化会議の発足当初から、委員として参加し、
積極的に意見を述べるなど、健全化会議の取り組みにも大いに貢献してきました。
印旛沼の再生は一朝一夕ではならないという信念のもと、「為せば成る」の精神で楽しく活動することを心がけています。
◆活動場所:印旛沼周辺