活動事例

やちよ・花のかざぐるまをつくる会

活動File3 やちよ・花のかざぐるまをつくる会 新川沿いの花壇づくりと 美化活動「花のかざぐるま」をシンボルに、新川の風景と地域を育てる

「やちよ・花のかざぐるまをつくる会」は、8名の会員とボランティア1名からなる小さな組織です。2006年より、特殊紙で作る「花のかざぐるま」の作り方をイベントなどで教えたり、季節に応じて川沿いに飾ったりする活動、さらに有志で新川沿いに花を植え土手を整備する活動も行っています。

●主催:やちよ・花のかざぐるまをつくる会

http://park3.wakwak.com/~aoki3/clematis/yachiyo.htm

●開催日時:平成20年3月30日 (日) 午前10:00~12:00

●概要:有志による月1回の周辺美化活動、花の植栽活動など

●桜の下に植えられた、満開の菜の花に心和む

平成20年3月30日、満開の桜まであと少しのおだやかな日曜日。地元の野菜や花の直販で人気の道の駅「八千代ふるさとステーション」は大賑わいです。「やちよ・花のかざぐるまをつくる会」の活動場所は、この道の駅のすぐそば。米本団地側の川沿いの遊歩道周辺です。同じ場所には、やはり八千代の市民団体「新川千本桜の会」がオーナーを募って植栽した約1300本の桜並木が続きますが、その根元に植えられた菜の花が「やちよ・花のかざぐるまをつくる会」の活動の成果です。会の世話人代表青木重人さんとボランティアの綿貫哲夫さんがこつこつと手入れを続けてきました。

 

菜の花と桜並木

●新川沿いを桜と菜の花で彩り、市民の憩いの場に

新川沿いに花を植え始めたのは一昨年から。桜より一足早く満開となった菜の花は今が見ごろ。夏にはヒマワリ、秋にはコスモスと季節によって花を植え替えています。

「新川千本桜の会」も、平成13年より桜の植栽と合わせて周辺の美化活動を行っています。
「やちよ・花のかざぐるまをつくる会」の青木さんは、この千本桜の活動にも長年関わっています。
この日もボランティアの綿貫さんが作業に参加。綿貫さんは新川沿いの美化や植栽の活動を手伝ってくれる大事な仲間です。
一輪車が通れるように土手も作り直しました。一面うっそうとした竹ヤブに覆われていたところを青木さんが少しずつ切り開いたそうです。 枯れたヨシや刈り取った竹の跡がところどころに残ります。

●地域の方も、こう語ります。

「このあたりは竹ヤブだったんですよ。夏になると竹とクズとアシが生い茂って、何も見えなくなる。そこに子どもたちが隠れて悪さをしたりしていたんです。それが全部刈り取られて、土手もできてきれいになりました。土手ができれば子どもたちも降りてこられるし、親しみやすい川になりますね。最近は川の景色を眺めてみんなが和んでいくようになりました」

●新川の風にまわる、満開の花のかざぐるま

「花のかざぐるま」は、ペーパーアーティストの広井敏通さんが考案したペーパーアート。毎年、伊豆・下田で開催される「風の花祭り」というイベントを見て感動した青木さんの仲間が、八千代にもあんなお祭りがあればと言ったことが活動の発端でした。さっそく平成18年に広井先生のところへ出向いて活動の話やかざぐるまの作り方を相談し、仲間を募って活動を始めました。

伊豆 風の花祭りのようす。

http://www.shimoda-city.info/da/kazenohana/index.html

今年3月23日には、道の駅「八千代ふるさとステーション」で開催した感謝祭で花のかざぐるまの講習会を開きました。

パンジー、桜、水仙、菜の花、ひまわり…。花のかざぐるまにはたくさんの種類があります。風が吹くとくるくると回り出します。 花の少ない冬の時期には、川沿いに花のかざぐるまを置いて色を添えます。

主催者の思い、参加者の声