NPO法人水環境研究所 設立20周年記念シンポジウム
谷津はなぜそこにあるのか
―畔田の調査から見える谷津の未来―
台地はなぜ平らなのか、舟底型の谷と谷壁斜面を持つ谷津はどのように形成されたのか。それは過去12万年間の関東平野の地史と水循環にヒントがあります。私たちは7年間に及ぶ畔田谷津の調査を通し、谷津の持つ複雑性の発見と未来への可能性を知ることができました。このシンポジウムをとおし、谷津が本来持っている魅力と恩恵に改めて目を向け、持続可能な印旛沼流域の環境の創生に迫りたいと考えています。
開催日時:令和7年11月29日(土)
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1. 開催の挨拶 瀧 和夫
0:00:00 2. NPO法人水環境研究所の紹介(20年間の歩み) 中村 正直
3. 講演
0:04:51 話題1 下総台地の地形形成と水循環 近藤 昭彦
台地には様々な地形があり、その形状から地形を形成するメカニズムを推定することができます。その形成は過去12万年間における海水準の変動、気候変化、植生変化によって引き起こされます。下総台地という空間を地質時代の時間スケールで眺めると何が見えるでしょうか。
0:30:43 話題2 谷津の水循環とその機能(畔田谷津からの報告) 岩井 久美子
畔田沢の上流域にある枝谷津をモデルとして、湧水と湿地からなる谷津の水環境の調査研究を続けてきました。その中で見えてきたものは、谷津の局所的な流動系に支配された地下水の複雑な動きとその相互作用で生じる湿地内の多様な水質でした。谷津ごとに形成される水循環の特徴と機能を生かした谷津の将来像に迫っていきます。
1:04:18 話題3 谷津の水循環と生態系 梅里 之朗
植物、動物が織りなす生態系は水循環のあり方と密接に関わって存在しています。台地の水循環はどのような生態系を生み出しているのでしょうか。人間の行為は生態系をどのように変えてしまったのでしょうか。谷津のあり方は近代文明人としての私たちの生活態度の現れともいえます。谷津の現在をわがこと化して考えてみたいと思います。
1:28:38 招待講演 原 慶太郎氏
かつては生業の場であり私たちの生活に密接に関わってきた谷津の現状と抱える課題、潜在能、そして未来像について、私たちの担うべき役割を中心にお話します。
2:08:56 4. 意見交換- 将来に向けた谷津の展望
2:27:02 5. 閉会の挨拶