取り組み紹介
H27年度ナガエ協働駆除作戦

 特定外来生物「ナガエツルノゲイトウ」は、生態系を脅かすだけでなく、農作業や洪水排水作業に
支障をきたしており、特に治水リスクに悪影響を及ぼす恐れのある桑納川の群落について、
平成27年度から協働駆除作戦を展開しています。

 

協働駆除作戦の背景  協働駆除作戦の概要

 

平成27年度実施状況

平成27年度の取組は全5回にわたり開催されました。

  実施日
第1回 2015年7月27日
第2回 2015年8月26日
第3回 2015年9月23日
番外編 2015年10月3日
第4回 2015年11月2日
第5回 2015年11月27日

 

 

※なお、UAV(ドローン)による除去前後の空撮の詳細結果は、千葉大学 近藤教授のホームページ

2015年桑納川ナガエツルノゲイトウ協働駆除作戦」で公開しています。

 

 

第5回継続協働駆除活動 実施報告(11月27日実施)

開催概要

●日  時:2015年11月27日(金)13:00~17:00

●参加人数:21人
●参加団体:環境パートナーシップちば、NPO法人八千代オイコス、ヤマトミクリの里づくり協議会、
      千葉大学、東邦大学、印旛沼土地改良区、千葉市、八千代市、千葉県

 
 

実施状況

11月27日(金)に桑納川におけるナガエツルノゲイトウの協働駆除作戦を実施しました。
今回で今年度の協働駆除作戦は最後です。今回も多くの方に参加いただきました。
継続駆除では、継続した効果が確認されています。
一方で漂着するナガエツルノゲイトウがあることも確認され、上流部の対策の必要性が確認されました。
また、同時に桑納川、神崎川のナガエツルノゲイトウ分布調査も行いました。

桑納川の分布域はそれほど広くなく、下流部(3つ目の桑橋)付近までであることがわかりました。

神崎川は平坦で水の流れが少ないことからも分布は広く、かなり広がっていることがわかりました。
昨年度と比べると、大きな群落がなくなっており、川の形状が関係していることが予想されます。

これらの確認結果を踏まえて、次年度の取組の内容を検討しています。

方針が決まりましたら、またWEBサイトにてご連絡します。

 

 
今回駆除のポイント

今回は、今年度最後となることから、次年度の取組内容を検討するために、

 1:継続駆除

 2:桑納川調査

 3:神崎川調査

を行いました。それぞれのチームにわかれて実施しました。

 

 

前回までの継続駆除状況
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

作業結果

 

3つのチームのそれぞれの作業結果を報告します。

 

1. 継続駆除チームの作業報告

 ・今回は5名での作業となりましたが、過去5回経験を活かし、効率よく作業を進めることが出来ました。
 ・6月に駆除を実施した7箇所では、そのうち2箇所で再発芽が見られませんでした。
  このうち、毎月継続駆除を行ってきたこれら6箇所で駆除した重量は、流れ着いた個体も含め約2.9kgでした。
  L3群落は水際が危険なため駆除を行いませんでした。
 ・8月に駆除したL4群落では、再発芽した個体が多く、約2.0kgの駆除を行いました。
 ・9月に駆除したL5群落では、約3.0kgの駆除を行いました。

 

 

作業の様子

 

 

 

作業前                    作業後

 

 

2. 桑納川調査チームの作業報告

 ・桑納川は、一番下流の富士見橋を含めて、3つ目の桑橋付近まで、多く繁茂していました。

 ・桑橋を超えると急に生えている場所が少なくなりました。

 ・支川の調査は実施できませんでしたが、地元の市民などの皆さまから繁茂しているとの情報をいただきました。

  また、農地にも入り込んでいるようで、農地の対策も行わなければ、
  供給源を断つことができないことがわかりました。

 

 

調査風景(のぼりを持って楽しく調査)     ナガエツルノゲイトウが繁茂する様子

 
 
 

3. 神崎川調査チームの作業報告

 ・桑納川と比較した時の神崎川でのナガエツルノゲイトウの分布の特徴は、
  ヨシやマコモなどが水際を広く覆っているためか、群落の分布がまばらで、
  桑納川ほど連続して生育していません(写真A)。

 ・また、小規模な群落が比較的多いです。その中でも、まれに極端に巨大な群落がみられ、
  昨年(平成26年)もそれが確認できていました。

 ・昨年(平成26年)11月に調査した時に、神崎橋のたもとにあった巨大群落(写真B)が
  
今回消失していました(写真C)。

 ・今年の出水時に、これが流出した可能性が考えられます。
  ちょうど水がぶつかる場所のため、水の力で流されてしまったのかもしれません。

 ・佐山橋上流部の巨大群落は流出していませんでした。  

 

(写真A)神崎橋から下流をのぞむ

 

  

(写真B)昨年の巨大群落の様子       (写真C)今年の巨大群落が消えた様子

 

 

 

第4回継続協働駆除活動 実施報告(11月2日実施)

開催概要

●日  時:2015年11月2日(月)9:30~12:30

●参加人数:24
●参加団体:環境パートナーシップちば、東邦大学、千葉大学、印旛沼土地改良区、(独)水資源機構、
      
千葉市、八千代市、千葉県

 

 

実施状況

11月2日(月)に桑納川におけるナガエツルノゲイトウの協働駆除作戦を実施しました。
当日はあいにくの雨でしたが、多くの方の参加がありました。
今回はこれまで継続駆除を行った群落について、その後の再発芽の状況を確認し、継続駆除を行いました。
継続駆除の効果が確実に現れており、再発芽の量が徐々に少なくなっていることが確認できました。
次回は、今年度の最終回で11月末~12月上旬を予定しています。
また、同時に桑納川と神崎川のナガエツルノゲイトウ分布調査を実施する予定です。

 


参加者による集合写真(作業終了後)

 

 

今回駆除のポイント
今回は9箇所について再発芽の状況の確認を行いました。
雨で増水していたため、安全に駆除のできる群落について継続駆除を行いました。

 

 

 

 

前回までの継続駆除状況

 

 

 

 

 

 

 

 

作業結果

・6月に駆除を行った群落は4回目の継続駆除になますが、再発芽の量が少なく、継続駆除の効果が確認されました。
・8月、9月に駆除を行った群落では、6月に駆除した群落と比べると、再発芽の量が多く確認されました。

 

 

1.継続駆除

・6月に駆除を実施した7箇所のうち2箇所では、再発芽が見られませんでした。
 これら7箇所で駆除した重量は、約2.0kgでした。
 これは再発芽したものもありますが、多くは上流から漂着したと考えられるものでした。
・8月に駆除したL4群落では、再発芽した個体が多く、約3.4kgの駆除を行いました。
・9月に駆除したL5群落と前回初めて継続駆除を行ったL3群落には、再発芽の個体は確認されましたが、
 水際が危険なため駆除は行いませんでした。

 

  

 

  

作業の様子

 

 

 

 

  

 作業前                    作業後 

 

 

 

2.意見交換

 作業を終えた後は、やちよ農業交流センターの会議室にて、次回の作業に向けた意見交換を実施しました。

 

意見交換の様子

 

 

 

水土里ネット印旛沼佐倉西支区主催「外来植物の防除を地域力で!2015」 参加レポート(10月3日実施)

開催概要

●日    時:2015年10月3日(土)10:00~12:00
●参加人数:178人
●参加団体:水土里ネット印旛沼 佐倉西支区、NPO美しい田園21関東支部、NPO水辺散歩、環境パートナーシップちば、
      企業、東邦大学、農林水産省、(独)水資源機構、千葉県など


実施状況
10月3日(土)に、水土里ネット印旛沼佐倉西支区主催の、佐倉市臼井田干拓地先、
臼井台干拓地先の農業用排水路におけるナガエツルノゲイトウの駆除作業に参加しました。
当日は178人(主催者発表)もの多くの参加者が集まり、
重機と人力作業によりナガエツルノゲイトウの駆除作業を行っていました。
次回の桑納川での協働駆除作戦は11月2日(月)を予定しています。
さらに連携・協働の輪を広げていきたいと思っています。

 

  

駆除前全景                   駆除後全景

 

  

          重機(バックホウ)での駆除            人力作業による駆除

 

              

    桑納川での協働駆除作戦のパネル展示      ナガエと一緒に荷揚げされたザリガニ

 

  

            給水サポートの様子           参加者にはサツマイモなどのお土産

 

 

第3回継続協働駆除活動 実施報告(9月23日実施)

開催概要

●日  時:2015年9月23日(水)9:30~13:15

●参加人数:31人
●参加団体:環境パートナーシップちば、NPO法人 八千代オイコス、里山むつみ隊、上総堀り伝承の会、
      里山の四季を楽しむ会、
神崎川を守るしろい八幡溜の会、印旛沼探検隊、(有)大洋土つくりセンター
      (株)
フコックス、東邦大学、千葉大学、印旛沼土地改良区、(独)水資源機構、国立研究開発法人 土木研究所、
      千葉市、八千代市、千葉県

 

 

実施状況
9月23日(水)に桑納川におけるナガエツルノゲイトウの協働駆除作戦を実施しました。
前回までに参加いただいた方々に加え、Eボートの活動をされている印旛沼探検隊にご参加いただきました。
また、土木研究所さんによるナガエツルノゲイトウを堆肥化する実証実験が行われることになりました。
また、千葉大学 近藤教授によるドローン(空中撮影)によるモニタリングが実施されました。
次回は11月2日(月)を予定しています。さらに連携・協働の輪を広げていきたいと思っています。

 


参加者による集合写真(作業終了後)

 

 

今回駆除のポイント
今回は、7箇所の継続駆除(うち1箇所はEボート)と、1箇所の新規駆除を行いました。
それぞれのポイントは下記のとおりです。
・継続駆除は、継続駆除による効果検証のため。
・新規駆除は、協働による効果的・効率的な駆除方法の開発のため。
   なお、駆除した群落は土木研究所により堆肥化の実証実験を行います。

 

 

 

 

 

新規駆除作業の概要

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前回までの継続駆除状況

 

 

 

 

作業結果

・継続駆除は、持続した効果が確認されました。
・新規駆除は、水面移動に課題が残りました。荷揚げ及び袋詰めは効率が改善されました。

 

 

1.継続駆除
・第1、2回作戦の効果があり、再繁茂する植物体はあまり確認されませんでした。
・継続駆除量は確実に減少しており、継続駆除による効果が出ていると考えられます。
・L3群落は足場が悪く危険だったため、これまで実施できなかった場所ですが、Eボートにより駆除を実行しました。
・なお、L3群落は、これまで駆除してこなかったため拡大しており、土のう10袋(80Kg)の量となっていました。

 

  

人の手による除去作業

 

  

Eボートでの除去作業

 

 

  

作業前                    作業後

 

 

2.中小群落駆除(新規駆除)
前回の課題であった、陸揚げ、袋詰め作業は、ユニック車を用いて行う方法を実施しました。
ユニック車により、効率化することができましたが、持ち上げる際に群落がバラバラになるなどの課題が残りました。
・今回で新規群落の駆除は終了の予定です。
 第2、3回での実施した成果を踏まえて、次年度の駆除方法を検討していきます。
・除去したナガエツルノゲイトウの群落は、400kgとなりました。

  

         防風ネットを張った後の群落の根切り         防風ネットを回す

 

  

  ロープを対岸に渡す            群落にネットとヒモを取付ける

 

  

ユニック車で群落を吊り上げる         フレコンバックに詰めた後の移動

 

 

 

【作業の前後比較】

  

 

 

 

3.意見交換

 作業を終えた後は、やちよ農業交流センターの会議室にて、次回の作業に向けた意見交換を実施しました。

意見交換の様子

 

 

第2回継続協働駆除活動 実施報告(8月26日実施)

開催概要

●日  時:2015年8月26日(水)9:00~14:00
●参加人数:42人
●参加団体:環境パートナーシップちば、NPO法人 八千代オイコス、里山むつみ隊、
      上総掘り伝承の会、八千代市ほたるの里づくり実行委員会、里山の四季を楽しむ会、
      東邦大学、千葉大学、印旛沼土地改良区、関東農政局印旛沼二期農業水利事業所、
      茨城大学、日本大学、明治大学、高知大学、
(独)水資源機構、
      国立研究開発法人 土木研究所、千葉市、八千代市、千葉県

 

 

実施状況
8月26日(水)に桑納川におけるナガエツルノゲイトウの協働駆除作戦を実施しました。
あいにくのお天気にも関わらず、第1回に参加いただいた方々に加え、活動箇所付近で里山保全に取り組まれている
市民団体の方々や、農林水産省関東農政局や千葉県にインターンで来ていた大学生、滋賀県で同じように
ナガエツルノゲイトウの駆除活動を行っている滋賀県立大学の上河原教授に、ご参加いただきました。
また、千葉大学 近藤教授によるドローン(空中撮影)によるモニタリングが実施されました。

次回は9月23日を予定しています。さらに連携・協働の輪を広げていきたいと思っています。

 

 

参加者による集合写真(作業終了後)

 

 

今回駆除のポイント
今回は、6箇所の継続駆除と、1箇所の新規駆除を行いました。それぞれのポイントは下記のとおりです。
・継続駆除は、継続駆除による効果検証のため。
・新規駆除は、協働による効果的・効率的な駆除方法の開発のため。

 

 

 

新規駆除作業の概要

 

 

 

前回までの継続駆除状況

 

 

 

作業結果

・継続駆除は、効果が確認されました。
・新規駆除は、水面移動及び陸上げ、袋詰めに課題が残りました。

 

 

1.継続除去
・第1回作戦の効果があり、再繁茂する植物体はあまり確認されませんでした。
・継続駆除量は確実に減少しており、継続駆除による効果が出ていると考えられます。

 

再繁茂した植物体の除去の様子

 

 

  

作業前                    作業後

 

 

 

2.新規除去
・群落の切り離しはスムーズに行われましたが、水面移動時に下流に流されたほか、陸上げ、
 袋詰めにおける労力が大きいなど課題が残りました。
・除去したナガエツルノゲイトウの群落は、土のう約140袋(約1,000kg)となりました。

 

   

群落の切り離し・作業前             群落の切り離し・作業後

 

  

船で群落を牽引                 群落の陸上げ

 

 

  

群落の袋詰め                 群落の回収の様子

 

 

 

【作業の前後比較】

 

 

 

3.ドローン飛行作業

 新規駆除(中小群落駆除)の効果を把握するため、UAV(ドローン)を使って、除去前後で空撮を実施しました。

  

UAVを使用した空撮の様子(1)         UAVを使用した空撮の様子(2)

                              ※写真提供:千葉大学 近藤教授

 

 

 

4.意見交換
 作業を終えた後は、やちよ農業交流センターの会議室にて、次回の作業に向けた意見交換を実施しました。

意見交換の様子

 

 

第1回継続協働駆除活動 実施報告(7月27日実施)

開催概要

●日  時:2015年7月28日(月)9:00~12:00
●参加人数:27人
●参加団体:環境パートナーシップちば、東邦大学、千葉大学、印旛沼土地改良区、
      (独)水資源機構、千葉市、八千代市、
千葉県

 

実施状況
7月27日(月)に桑納川におけるナガエツルノゲイトウの協働駆除作戦を実施しました。
炎天下にも関わらず、多くの方の協力をいただき無事に作業が終了しました。
次回は8月26日を予定しています。実施した作業は、同様に本サイトにて報告します。

 

参加者による集合写真(作業終了後)

 

 

【除去作業の様子】
 

   

胴長を履いた水域班と陸域班に分かれて実施     

 

 

   

船で切れ藻が流出しないように監視          陸上班が穴を掘り根から除去する様子

 

 

 

【作業の前後比較】
 

   

作業前                     作業後

 

 

 


第2期行動計画策定特設ページ
 健全化計画・行動計画
 パブリックコメント
 市民意見交換会
 印旛沼環境基金公開講座

本サイトについて

ご意見

用語解説

リンク集

サイトマップ
↑ページトップへ