計画の進捗状況
目標達成状況
9つの目標達成の評価を、下表に示すように5段階の「かえるマーク」であらわしました。

目標達成状況とりまとめ



目標の達成状況
 

目標の達成状況

各目標に対する達成状況


(1) 水質

 

目標達成
評価指標
2015年目標
水質 クロロフィルa:年平均75μg/L以下
COD:年平均7.5mg/L以下


1) 達成状況

A) クロロフィル-a
・近年10年では、2007年度の西沼を除くとほぼ横ばい傾向です。
B) COD
・2010年度は西沼が8.9mg/L、北沼が10mg/Lであり、2009年度と比較して僅かながら上昇しています。

2) 取り組みの方向性
・下水道や高度処理型合併浄化槽等による確実な排出汚濁負荷の削減、市街地面源負荷対策といった流域対策と、水草再生、植生帯整備といった沼の自浄作用回復を継続的に実行していく必要があります。

水質(COD)の推移
 

水質(クロロフィル-a、COD)の推移


(観測地点)西沼:上水道取水口下地点、北沼:北印旛沼中央地点
 



(2) アオコ

 

目標達成
評価指標
2015年目標
アオコ アオコの発生が目立たなくなる


1) 達成状況
・2010年度では、2007・2008年度の発生が多く見られた頃と比べて、発生箇所、発生日数ともに減少している傾向が見られますが、西印旛沼や新川ではアオコの発生は引き続き見られています。

2) 取り組みの方向性

・アオコの発生は気象条件にも大きく影響を受けることから、短期間での評価は困難です。今後も継続してデータを蓄積していきながら、長期的な傾向を把握し、評価していきます。

2004~2010年度におけるアオコの発生状況
 

2004~2010年度におけるアオコの発生状況



(3) 清澄性
 

目標達成
評価指標
2015年目標
清澄性 透明度が改善する
:0.5m程度
  見透視度計のイメージ

1) 達成状況

・見透視度調査結果について、佐倉ふるさと広場地点(西印旛沼)での調査結果を示します。達成率は、観測した見透視度/目標とする見透視度(1m)で算出しました。

・ 見透視度調査は、2005年11月に始めて5年を越えました。当初は見透視度が0となる時期がありましたが、近年では0.2~0.3で推移し、冬季に見透視度が上昇する傾向が見られます。


2) 取り組みの方向性
・沼内の懸濁物質を低減させる取組として、流入負荷削減や沼内の水生植物の再生により、一層の水質改善、底泥の巻き上げ抑制が必要です。

見透視度計のイメージ



見透視度調査結果(佐倉ふるさと広場)

見透視度調査結果(佐倉ふるさと広場)



(4) におい
 

目標達成
評価指標
2015年目標
におい 臭気が少なくなる


1) 達成状況
・柏井浄水場原水の水質検査結果(千葉県水道局)によると、2005年以来、藻臭や下水臭、かび臭などの臭気が発生し続けています。

2) 取り組みの方向性
・植物プランクトンの増殖状況により影響を受けるため、長期的な変化を見ていくことが必要です。

柏井浄水場原水(印旛取水場)の臭気
 

柏井浄水場原水(印旛取水場)の臭気

※2010年4月~2011年3月は速報値
出典:千葉県水道局HPより



(5) 水道に適した水質

 

目標達成
評価指標
 2015年目標
水道に適した水質 2-MIB、トリハロメタン生成能が改善する


1) 達成状況
・柏井浄水場原水の水質検査結果(千葉県水道局)によると、2-MIBについては2005年度に0.052μg/Lであった以降目標値である0.1μg/Lを大幅に上回った状態です。近年は減少傾向にありますが、2010年度では年最大0.5μg/Lと目標値を大幅に上回っています。
・トリハロメタン生成能については2005年度以降徐々に低下していましたが、2009年度に上昇し、2010年度では年最大0.152mg/Lと目標値を大幅に上回っています。

2) 取り組みの方向性
・アオコの発生を抑制するため、水質改善の取り組みと同様に流域対策、沼内対策を実行していく必要があります。

2-MIB(年最大値)の推移(柏井浄水場原水)
 

2-MIB(年最大値)、トリハロメタン生成能(年最大値)の推移(柏井浄水場原水)

※2010年は速報値



(6) 利用者数
 

目標達成
評価の視点
2015年目標
利用者数 増加する


1) 達成状況
・2010年度の印旛沼利用者数は約57万人で、減少しました。利用の内訳は、清掃活動やサイクリングに参加する人数に大幅な変化はありません。また、2005年より休止となっていた佐倉の花火大会が2008年に再開し、2010年も8月に行われ、15万人の利用者がありました。「千葉国体2010」開催のため、コスモス祭りが中止となっています。
・コスモス祭りでの利用者は昨年度より増加しています。また、2005年より休止となっていた佐倉の花火大会が2008年に再開し、2009年も8月に行われ15万人の利用者がありました。

2) 取り組みの方向性
・イベント時の利用だけでなく、周辺住民が日常的に印旛沼を利用するため、人が水に親しめる拠点等の整備といった取り組みも必要です。



利用人数の比較(2004~2010年)
 

利用人数の比較(2004~2010年度)



(7) 湧水

 

目標達成
評価の視点
2015年目標
湧水 印旛沼底や水源の谷津で豊かな清水が湧く


1) 達成状況
A) 達成状況
・雨水浸透マス設置前と比べ設置後の加賀清水湧水池の枯渇日数は減少し、年間を通してほぼ0となっています。
B) 取り組みの方向性
・浸透対策の効果を発信し、対策による湧水復活の成功事例として活用していきます。
・湧出箇所を清掃、維持管理するなど地域住民と連携して地域の宝として思ってもらえるよう継続して取り組みます。

加賀清水での浸透マス設置と湧水池の枯渇日数
 

加賀清水での浸透マス設置と湧水池の枯渇日数


※枯渇日数:湧水池下流端の越流流量の日平均がゼロの日数



(8) 生き物
 

目標達成
評価指標 
2015年目標
生き物 ・かつて生育していた沈水植物が再生する
・特定外来生物を侵入・拡大させない


A) 達成状況
・北須賀工区においては、ヒメガマやマコモなどの湿潤な環境を好む抽水植物に遷移しています。また、沈水植物の生育は確認されていません。
・八代1工区においては、塀により印旛沼から隔離し、植生の再生を行っています。2009年度、管理水位を印旛沼と同様にしたエリアAでは沈水植物が消失していましたが、2010年度では、管理水位を下げたところ再び沈水植物の発芽・生育が確認できました。エリアBでは、2009年度同様水位を下げて管理した結果、豊富な沈水植物の発芽・成育を確認しました。イバラモやコウガイモ等の多年生の種が群落を拡大させています。
B) 取り組みの方向性
・整備した植生帯整備工区でまだ沈水植物の再生に成功していない工区も存在します。それらの工区で沈水植物の再生を目指していくことが必要です。

八代工区・北須賀工区位置図
 

北須賀工区・八代1工区位置図



北須賀工区植生状況

北須賀工区植生状況



八代1工区植生状況

八代1工区植生状況



(9) 水害
 

目標達成
評価指標 
2015年目標
水害 治水安全度が向上する


1) 達成状況
・2006年度、2007年度には避難勧告が出されましたが、浸水被害が発生した2004年度以降は、印旛沼流域で大規模な水害発生は生じていません。
・鹿島川、高崎川下流部において河幅を広げ、流下能力を改善する河道整備が進んでいます。

2) 取り組みの方向性
・浸水被害の発生は、その年の降雨状況にもよるため、長期的な期間で目標達成状況を確認していく必要があります。また、河川改修だけでなく、降雨時の流出抑制のため、貯留・浸透対策等の流域対策を連携して取り組んでいく必要があります。

環境に配慮した河道整備(高崎川)
 

環境に配慮した河道整備(高崎川)



浸水面積と日最大降水量、時間最大降水量


浸水面積と日最大降水量、時間最大降水量


鹿島川・高崎川の河道整備状況

鹿島川・高崎川の河道整備状況


 


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