市民意見交換会
第3回

開催概要

●日時:2015年11月29日(日)9:30~11:30

●場所:富里市中央公民館

●参加人数:35人

●主な議題:印旛沼流域水循環健全化計画に関する意見交換

●主催者:NPO富里のホタル

意見交換の結果(概要)

●プログラム

第1部 NPO富里のホタルの活動紹介

第2部 印旛沼の現状と課題、健全化会議の取組み紹介

第3部 意見交換会

 

 

●意見交換の結果(概要)

 

◇主催者あいさつ(草野理事長)

今年度は、県から2度表彰をいただいた。
1つは千葉県環境功労者知事感謝状であり、もう一つは「印旛沼・流域再生大賞」である。
これからがんばれよ、という意味だと受け止めて、今後の励みとしたい。

 

 

◇第1部 NPO富里のホタルの紹介(要点)
・ホタルを通して、農業関係者との連携、耕作放棄地の活用、地域コミュニティの再生、富里のイメージアップ、

 まちづくり等を目指している。

 

・“原体験”、“原風景”をテーマに、今年から体験プログラムを開催している。
 楽しい“原体験”、美しい“原風景”にふれた人は、そこがそのままであって欲しいと思うかもしれない。
 そんな想いが積み重なっていけばよいと思う。

 

・私たちの活動理念は、“ホタル舞うふるさとを 次世代に!”。
 至るところにホタルが舞い、素晴らしい風景が見られる、誇れるふるさとを次世代に引き継いでいきたい。
 そのために、あれもやりたい、これもしなければと、想いは膨らむが、今出来ることを地道に積み上げ、
 楽しく活動していきたい。

 

 

◇第2部 印旛沼の現状と課題、健全化会議の取組み紹介(要点)
・富里市は高崎川の上流に位置する。
 谷津が生き物の生息空間やまちづくりの視点から大切だというお話があったが、洪水の軽減にも貢献している。
 富里市を含めた高崎川流域は、畑や里山などの土地利用が多く、
 雨水をゆっくり地下にしみこませることに役立っている。

 

・今後は、具体的な行動を流域に広げていきたい。
 第2期行動計画(案)は、今議論している最中だが、「健全化の環(わ)を広げよう」をテーマに、
 人と人、地域と地域をつなぎ、次世代につないでいきたいと考えている。

 

・水循環という難しい概念を、いかに伝えるか、共感していただけるかが課題だと考えている。

 

・まずは、印旛沼について関心を持ってくれる人を少しでも増やしたい。
 その上で、行動する人が増えていくとよい。

 

・第2期では、知ってもらうことに主眼を置き、印旛沼に来てもらう・楽しんでいただく取組みを推進していく。
 「かわまちづくり」を通して、利活用を促進し、印旛沼の魅力をもっと多くの方に知っていただきたい。

 

・富里市は印旛沼から遠いが、ぜひ印旛沼を知ってほしい。
 皆さんがやりたいことがあれば、印旛沼の環(わ)に入っていただけると嬉しい。

 

 

◇第3部 意見交換会

<子どもたちの環境学習に関すること>

・環境学習は大事だと思う。団体だけでなく、学校や行政も一緒になって取組む必要がある。
 印旛沼の問題を知ってもらうためには、どうしたらよいとお考えか。

 

・(健全化会議 事務局)
 将来を担う子どもたちに、印旛沼流域で生きていく作法を身につけてもらいたい。
 教育委員会の方との連携のもとに、継続的な環境学習の仕組みを考えたい。
 このように行政も頑張るので、団体の方も是非自発的に行動し、火をつけていただきたい。

 

・(健全化会議 委員)
 子どもたちに、印旛沼のことを大切にする気持ちを持ってもらうことが大切である。

 

 

<活動を継続する秘訣に関すること>

・(健全化会議 委員)
 富里のホタルは、学校とうまく連携して取組んでいる。このようにうまく取り組むうえでのコツを教えていただきたい。

 

・(健全化会議 事務局)
 Facebookやホームページで情報発信を上手にされている印象だが、どのようにされているのか。

 

・十四農園のリトルカントリーで出会った農家の女性にがホームページの土台を作ってくれた。
 情報発信は、若いメンバーが担当している。

 

・Facebookのフォロワーが半年で50人程度になっている。発信力・拡散力がすごい。
 確かな情報を発信していくことさえ注意しておけば、どんどん拡散してよいと考えている。
 反応は上々である。今後も宣伝していきたい。

 

・(健全化会議 事務局)
 情報発信のケースのように、新しい力が加わって、組織が活性化している。
 若い力の取り込みに苦労されている市民団体も多いと思うが、 皆さんはどのように、
 メンバーの新陳代謝をされているのか。

 

・新しい力を取り込むことは、どこの団体も抱えている問題である。
 最近の会議でも議題になった。ハードルを下げないと、関わっていただけない。
 そのためには、「ねばならない」は避けて、「楽しい」が大切と考えている。 
 我々にとっての楽しみは、小さな子どもの笑顔である。
 また、食べ物も大切な要素であり、色々なイベントに食べ物をつけることで、
 色々な人が食べ物に惹かれて集まってくる。

 

・地域特性として、空港関係の仕事を退職された方が多い。
 若い人が来なければ、という概念にとらわれず、退職して60歳を過ぎた人で代謝すればよいと考えている。

 

・計画を皆で共有しているので、それに賛同して皆が活動してくれる。
 毎週、お茶をしながら情報交換している。「楽しく!」をモットーにしている。色々なつながりができて楽しい。
 色々なイベントが盛り上がり、来年は何をしようかと話が広がり、活動も広がりをみせている。
 地域の方が後押しして下さる。地域の方々のお陰だと感じる。

 

・最近は、富里市との関わりも深まっている。
 市民活動推進課、環境課、建設課の皆さんの、心温まる協力があって続いていると感じる。

 

 

<啓発に関すること>

・私は富里生まれ・富里育ちである。
 子どもの頃はよく、自転車で印旛沼に遊びにいった。干拓事業の最中だったが、色々な遊びをした。
 ライギョ、カラスガイ、モクズガニ、コイ、フナなど色々な魚を食べた。味覚の記憶は強い。
 食べるのが嫌いな人はいない。
 印旛沼の啓発においても、今食べられるものを面白く楽しく食べて、印旛沼とつなぐとよい。
 環境フェアで、学生さんがナマズの天ぷらを提供していたが、行列ができていた。

 

・里山づくりをしているが、印旛沼の水と関わっているという意識はなかった。

 

・ 我々は復田や里山水質浄化に取組んでいるが、それが印旛沼の水質浄化につながっているとは知らなかった。
 こうした活動をアピールして、広がっていくとよい。

 

・富里市では市民活動フェスタやリサイクルフェアといった場がある。
 県もそういう場に来て、もっとアピールしていただけるとよい。

 

・(健全化会議 事務局)
 アピールのツールの一つとして、「いんばぬま情報広場」を充実すべく、「いんばぬま大学」と称して、
 市民団体の方や大学関係の方などに発信していただければと考えている。
 発信したいことがあれば、我々をうまく活用していただけるとよい。

 

・印旛沼環境フェアは遠くでやっているという感じ。もっと(富里と)印旛沼とのつながりを強調したい。
 八街も同じだと思う。

 

 

<農業に関すること>

・私は富里で農家をしている。
 私の農地の大部分は(印旛沼流域から外れる)根木名川流域であるが、生き物の多様性を守りながら、
 「自らが実感を持って、環境にやさしく暮らす」という姿勢で農業に取組んでいる。
 そうすると、流通にのる野菜をつくることは難しい。
 環境に関心がない人にも伝えたいと思い、リトルカントリーを開いている。
 加工場で甘酒などをつくりながら、表のレストランスペースでは、食べ物とのつながりを伝える。
 地域の課題を共有したり、面白い企画の作戦会議をしたりする場にしている。
 水との関わりでいえば、水田が大切だと思う。農業が大規模化すると、そこに関わる人が減って、関心が低くなる。
 一人一人が、水との関わりが見えるとよい。雨水が地中に浸透していく姿は想像しづらいが。
 食べることとつながると、自分の問題として考えられると思う。

 

・富里はニンジンの産地である。
 現在では、ちばエコ農産物は5%ぐらい高く買ってもらっている。
 ちばエコ農業は、最初は農薬や除草剤の制限が多いなどのハードルが高くて、急には増えなかった。
 ハードルを下げて、取り組みやすい形にすることで、増えてきている。今は50~60人程度が取組んでいると思う。
 私の農地2haの全てで、ちばエコ農産物を栽培している。今後も拡大していくのではと思う。

 

・(健全化会議 事務局)
 ちばエコ農業の推進に関しては、農業ワーキングでも議論している。
 農家の方に自発的に取組んでもらう仕組みとして、5%高く買うというのはインセンティブになってよい。
 ただ、ニンジン以外には広がれていないのが現状だ。
 現在は、全農さんとの連携を模索しており、将来的には、大手スーパーなどで特設コーナーを置いてもらうなどを
 考えている。
 印旛沼をキレイにする野菜ということで付加価値がついて、農家のメリットと印旛沼の健全化が両立し、
 海外からの野菜との差別化にもつながるとよい。

 

 

<生活排水・飲み水に関すること>

・生活排水が印旛沼の汚れの原因だというお話があった。
 15年前から、子どもたちの環境学習の一環で、米のとぎ汁にEM菌を入れて合成洗剤代わりに使う
 という授業を行ってきた。

 

・(健全化会議委員)
 生活排水の対策として、健全化会議としては、第一段階として下水道整備を進めてきた。
 印旛沼流域下水道は、多量の処理水を東京湾に流すことから、印旛沼の水質浄化に対して効果が高いからである。
 しかし、下水道整備がこれまで通り右肩上がりに増えない時代になった。
 富里市や八街市のように人口密度が低い地域では、下水道の計画がない場合もあり、浄化槽設置のお願いしている。
 地域ごとに必要な対策は異なるが、富里市においては、生活排水の問題は重要である。

 

・(健全化会議 委員)
 私は千葉市民だが、千葉市民は印旛沼の水を飲ませてもらっている。
 富里の皆さんは、印旛沼の水をつくってくれている。富里市は印旛沼にとって大切な場所である。

 

・私の家は井戸水である。下水道はない。使った水は地下でどうなっているのか。

 

・(健全化会議 委員)
 飲み水として適正な水質かどうかは、保健所で検査をする必要がある。
 近くの井戸でも、井戸の深さによっては違う水を飲んでいる可能性はある。
 地下にしみ込んだ水は、土の中で浄化されるが、浸透マスと井戸が近いと、大腸菌のような病原菌が入る可能性
 があるので、水質検査をすると良い。
 富里市の地下水は、窒素が多い傾向にある。窒素は多すぎると体に良くない。
 印旛沼を良くする事と併せて、皆さんの生活のために、流す前に汚れを食い止めて、地下水を大事にする事が
 大切ではないか。

 

・富里農協で検査できる。私の家も検査をしたが、硝酸性窒素が多く、飲み水には適さないということであった。
 浄化装置をつけている。

 

・浄化装置は富里市から補助金が出る。

 

 


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